セサミンは白髪の予防に役立てられるか
セサミンで白髪防止
セサミンは白髪防止にも役立つとされています。何故白髪を予防するのにセサミンが効果的と言われるのか、疑問を感じている方も居るかも知れません。
白髪防止に役立つとされるのは、セサミンの抗酸化作用と血流改善効果が効果的だとされるからです。人が白髪になる理由とセサミンの二つの効果について詳しく見ていきましょう。
白髪になる原因とは
持って生まれた髪の色は、メラニン色素の種類と量によって決まるとされています。メラニンには、黒褐色系のユーメラニンと黄赤色系のフェオメラニンの二種類があります。
メラニン色素は毛母細胞と隣り合うメラノサイト(色素形成細胞)で生成され、毛母細胞の細胞分裂によって作られる髪にメラノサイトからメラニン色素が受け渡されることで髪に色が付きます。
このメラニン色素の原料は、髪の毛を構成する18種類のアミノ酸のひとつ、チロシンです。メラノサイトはこのチロシンをチロシナーゼという酸化酵素の働きによって酸化させ、メラニン色素へと変えます。
白髪はメラニン色素をほとんど含まない髪です。つまり白髪とはこのメラニン色素が抜け落ちた、あるいは着色されていない髪のことを指します。
白髪の原因はチロシンの不足か、メラノサイトの働きが弱まってしまうことにあります。それには銅などの栄養不足や活性酸素の発生が関係しているとされます。
つまり白髪を防ぐためには、栄養を充分に摂ることと活性酸素の除去が大事な要素になってくるのです。
セサミンが白髪防止に役立つとされるわけ
抗酸化作用
加齢によってメラノサイトの働きは落ちていきます。それを抑制するには、加齢の原因物質とも言われる活性酸素の除去が効果的です。
セサミンには抗酸化作用があるので、加齢の原因とされる活性酸素を除去してくれます。セサミンが胃腸で分解されないことから、抗酸化成分がほとんど変化せずに肝臓へと届きます。
これはセサミンの抗酸化作用がほとんど損なわれずに働くことを示唆しています。抗酸化作用によって活性酸素を除去することは、細胞の一種であるメラノサイトの老化抑制にもつながります。
つまり、抗酸化作用は白髪の抑制にも効果的だと言えるのです。
血流改善効果
セサミンには肝臓での脂質代謝を促進することで、血流を改善する効果があります。
いくらメラニン生成に必要な成分を摂ったとしても、それが体の隅々にまで行き届かなければ上手く使われません。セサミンの血流改善効果は全身に栄養が届く手伝いをしてくれます。
セサミンの効果を役立てよう
白髪になる原因は様々ですが、活性酸素を原因とする白髪の予防には、セサミンなどの抗酸化物質を摂ることが効果的だと言えそうです。
もちろん白髪は活性酸素だけが原因ではなく、チロシンと銅などのミネラルが不足することによって、メラニン色素の生成に関与するチロシナーゼが正常に働かないなどの原因があります。
そのためセサミンを多く摂っていれば良いというものでもなく、普段の食事から充分な栄養を摂るように心がけることがポイントだと言えます。
普段からバランスの取れた食事を心がけ、セサミンなどの抗酸化物質を摂るようにするのが、適切と言えるのではないでしょうか。