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セサミンの摂取量には上限があるのか

摂取上限はないとされる

結論を述べると、セサミンの摂取量に上限はないとされています。これはセサミンが普通の食品から摂れる成分だということ、現実的に見て、一日の摂取量が膨大になる可能性が低いということから明確な限量が定められていないからです。
つまり適切だと考えられる量を摂取している限り、安全性が高いということになります。
ただ、一つだけ注意していただきたいことがあります。

「脂溶性」であることに注意

ゴマの「リグナン」と呼ばれる成分を由来とするセサミンは、「脂溶性」の抗酸化物質です。脂溶性の成分は水溶性のものと異なり、体内に蓄積されやすい性質があります。
そのためあまり多く摂取すると脂質過多になる可能性があります。また、ゴマがほぼ脂質で構成されている以上、ゴマ製品のカロリーは高くなっています。
健康のためにセサミンを摂っているのに、カロリーオーバーや脂質過多で肥満になってしまう。そのような事態を防ぐためにも、過剰摂取やカロリーオーバーには注意してください。

セサミンの摂取量に目安はあるのか

一日に摂取するセサミンの目安は10㎎と言われています。
これは明確に定められた目安量と言うよりは、サプリメント自体に様々な成分が配合されていることがあるので、メーカーが健康被害を出さないように設定した数値だと言えます。
仮にこの基準に従って10㎎分のセサミンを摂るとしましょう。一見すると簡単に満たせるかに思える量ですが、これはゴマだと3000粒摂る必要がある量です。
ゴマの種子一粒に含有されているセサミンはそれほど多くないので、このような数になるのです。そしてこれが、セサミンに摂取上限量が定められていない理由のひとつでもあります。
3000粒もの量のゴマを普通に食べるとなると、すり潰すなどの方法で取る必要がありますし、そもそも一日に3000粒を食べるということ自体が非常に難しいことです。
そのため多くの場合は、サプリメントや粉末などといった形でセサミンを摂ることになると思います。

推奨される摂取量を守ってセサミンを摂ろう

このようにセサミンには、現実的に考えられる摂取量が膨大になりにくいという観点から、摂取量の上限は定められていません。
しかし、ゴマの成分には脂質が多いということやカロリーが高いということを考慮すると、脂質過多やカロリーオーバーへの注意は必要だと分かります。
サプリメントであれ、粉末タイプであれ、どのような形でセサミンを摂るにしても、なるべく一日の摂取量として推奨されている数値を超えないようにしたほうが適切です。
できる限りは摂取量の目安を守り、その上で毎日継続してセサミンを摂るようにすると体への健康効果も上手く働くのではないでしょうか。